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2017年07月09日 「ジャーナリスト同盟」通信
<望月記者は真のジャーナリスト>
昨日夜、遅ればせながら首相官邸での、菅官房長官に質問を浴びせ続けた、東京新聞の望月記者のYou Tubeの動画を見てしまった。彼女はすごい記者である。鋭い質問を次々と投げつけて、菅を追い込んでゆく。うろたえるゴルフ焼けした政府広報官が、映像で見えたのだ。彼女は記者の鏡である。権力に屈しない本物のジャーナリストである。質問内容は、TBS強姦魔を救済した邪悪な警察官僚を暴くものだった。これでは、傍観する男性記者を、あたかも強姦予備軍?とこき下ろす向きもわかる。彼女は、すぐれた自立した日本を代表する女性である。
<菅もうろたえ、内調も震える>
彼女は詩織さん事件を、事前に十分、取材している。菅の逃げ道を掌握していて、即座に二の矢を放つ。小気味のいい質問である。この場面を見たものであれば、官邸が総力を上げてTBS強姦魔を無罪放免にした様子がわかる。
週刊新潮の報道内容とおそらく被害者の詩織さんからも、直接取材した上での菅追及である。国会での野党質問を上回るものだ。NHKや読売の記者が参考にしてもらいたい見事な質問である。
内調もかんでいることは間違いない。詩織さん会見後に、ネットに彼女を誹謗する情報が巧妙に流布されていることも、なるほどと頷くばかりである。
「私は強姦予備軍ではない」と思う男性記者も、勇気を出して中村や北村情報官ら、悪しき警察官僚を問い詰める取材をして、天下に不正を暴いて、知らしめてもらいたい。記者の責任である。「もっとも堕落した内閣記者会」という汚名を返上する好機であろう。
<宇都宮さんも泉下で合格点>
筆者の処女作は「塀の上を歩く金バッジの面々」(ぴいぷる社)である。出版社の社長の執念の要請に応えたものだ。彼は元文春記者だった。ジャーナリストは、週刊誌の記者に目立つ。談合の記者クラブ所属の記者に、優れたジャーナリストはいない。日中からマージャン台に座る面々ばかりである。この本は、多くの自民党秘書の証言でまとめたもので、これは今でも密かに自慢できる作品である。
100%足で書いたものである。
「権力に屈するな」が恩師・宇都宮徳馬さんの筆者への薫陶だった。ナベツネに裏切られたことから、彼の口癖になっていた。いま泉下で、望月記者のことを知って大喜びしているだろう。彼を尊敬していた旧制水戸校の後輩、警察官僚OBの後藤田正晴は、中村や北村を叱り飛ばしたい気分に相違ない。
<改めて詩織さんの勇気に脱帽>
筆者は改めて、詩織さんの勇気に脱帽である。ほとんどの日本人女性は自立していない。レイプされるということは、人間としての尊厳を奪われることである。従軍慰安婦と同じである。生きる動物を強いられることだ。
それでいて、110番通報をしない。出来ないで、泣き寝入りする日本人女性がほとんどである。その殻を破った詩織さんに敬意を表したい。
悲劇的な「木更津レイプ殺人事件」は、3本指の入れ墨やくざに美人栄養士がかみ殺された事件である。徹底取材で判明したものだ。レイプされても110番通報をしない。その後に水商売を強いられる。
日本の歓楽街は、やくざにレイプされた、ゴマンの魅力的女性による性ビジネスで成り立っている。それを放置・放任する司法・立法・行政の日本である。このことを日本共産党でさえも問題にしない。逃げている?日本は反人権国家・人権後進国である。やくざが跋扈する社会である。
やくざ強姦には、覚せい剤がまとわりつく。元巨人軍の清原に限らない。莫大な量の覚せい剤をやくざが取り仕切っている。日本に警察は存在しないかのようだ。「テロ対策に共謀罪」とわめく自公の大嘘に気付くべき時であろう。恥ずかしいことに、遅ればせながら、いまこうした日本が見えてきたジャーナリストである。知った以上は沈黙は悪となる。善は悪を憎む、これ人間の性なり、である。
覚醒する警察官僚を、日本の全女性は期待している。警察官の全てを、フィリピンに視察に行かせるといい。かの国では、ようやく女性が自由に空気を吸える環境が生まれてきている。
<「木更津レイプ殺人事件」被害者も泉下で応援>
思うに、徹底追及する「木更津レイプ殺人事件」の被害者も、泉下で警察に飛び込めなかった自分に対して、悔やんでいるに違いない。
なぜ入れ墨やくざに屈し、結果的に「やくざの女」を演じて、周囲をとことん騙し続けてきたのか、と猛省しているはずだ。そして、レイプされても告訴しない日本人女性の代表になってしまった、そのことを地獄で泣き続けている。詩織さんの勇気を知れば、なおさらであろう。しかし、いま思い立って詩織さんの勇気をたたえ、ガンバレと応援している様子が脳裏をよぎる。
間違いなく、レイプ女性を代表して、彼女は詩織さんに声援を送っているはずである。日本から強姦事件を追放するまで、彼女の闘いは続くであろう。彼女を死に至らしめた犯人のやくざも、彼女をやくざのもとに引きずり込んが共犯者も分かっているのだから。
覚せい剤事件でやくざを逮捕することは簡単である。TBS強姦魔逮捕は、法の適正な運用で、より容易である。官憲を悪用した点で、重罰の対象となろう。
<核の保有・使用を禁じた国連決議に貢献した節子さん>
3人目の自立した女性は、被爆者のカナダ在住のサーロー節子さんだ。彼女は国連を動かして、核の使用・保有を禁じた核兵器禁止条約を採択させるという快挙を成し遂げた。米ニューヨーク2017年7月7日のことである。
国連193か国中124か国がこの画期的な条約の投票に参加した。122か国が賛成、オランダが反対、シンガポールが棄権した。日本は被爆国でありながら、米など核保有国に同調して、極右体質を暴露した。
節子さんは、会場で「前進し、世界を変えよう」と訴えて、122か国の賛同を一身に集めた。この条約の推進派のオーストリアのハイノッチ大使は「被爆者の証言が我々を鼓舞した」と叫んだ。
<女性の力で都議選の怒りを総選挙でもさく裂させよう>
詩織さん・望月記者・節子さんという3人の英雄に感謝しよう。そして女性の人権が確立される普通の民主主義の日本へ、大きく前進させる契機としたい。7月2日の都議選で見せた女性の1票が、次回の総選挙でもさく裂させると、それも夢ではない。
国家主義化した日本を返上する日も近い。
2017年7月9日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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